由来 和賀江島は,貞永元年(1232)に築造されたわが国に現存する最古の築港遺跡です。鎌倉の海岸が遠浅で,船の荷物の積み下ろしが不便で,また風波高い時には、着船が流されるなどの被害が多かったので、往阿弥陀仏という僧侶が幕府に築島を願い出ると、時の鎌倉幕府第3代執権・北条泰時は直ぐに許可を与え、7月15日に着工しわずか26日後の8月9日に石積みの築堤・和賀江島が完成した。その後,この港は鎌倉の海の玄関口として重要な役割を果たした。干潮時に姿を見せる和賀江島は宗船、和船が行き交った往時の海がよみがえって来るようです。
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