鎌倉の歴史上の主な人物
    一遍上人(いっぺんしょうにん)

一遍上人(1239〜1289)は、踊り念仏で知られる時宗の開祖。天台宗、浄土宗をおさめた後、時宗を唱えて全国を遊行する。弘安5年(1282)に鎌倉を訪れるが、時の鎌倉幕府執権・北条時宗に立ち入りを禁じられた。その様子を含め生涯は「一遍上人絵伝」に詳しく記述されている。光触寺別願寺など鎌倉には7つの時宗の寺があるが一遍上人は生涯、寺を持とうとせず遊行に生きた。今日の寺は死後に建てられたものである。

    一遍上人像