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              海臧寺(かいぞうじ)  
由来
海蔵寺はこぢんまりとしたお寺だが、四季の草花が絶えない花寺として人気がある。特に4月に見頃を迎える「カイドウ」と、9月に見頃を迎える「ハギ」が有名で、この時季は多くの観光客が訪れる。いつ訪れても季節の花に出会うことができる。
海蔵寺は臨済宗建長寺派の寺である。この寺は、建長五年(1253)に鎌倉幕府六代将軍宗尊親王の命によって、藤原仲能(道知禅師)が願主となって、七堂伽藍の大寺を建立したが元弘三年(1333)5月、鎌倉滅亡の際の兵火によって全焼してしまった。
室町時代の応永元年(1394)になって、関東菅領・足利氏満の命により執事の山内上杉憲定が再興。薬師如来を本尊とする大寺で盛時には谷戸一帯に塔頭が立ち並ぶ程であったが、今はことごとく廃絶してしまった。
本尊は薬師如来(胎内に啼薬師を納めている)。
 見所
・山門
秋のハギが咲く時期はハギで賛山門が埋まります。
 
本堂
開山の心昭空外坐像が安置されている。入口には「海蔵寺」の扁額が掲げられ、堂内は広々とした畳敷きの質素な空間になっている。本堂の裏側には非公開だが手入れの行き届いた庭園があり、隠れた紅葉スポットになっている。

薬師堂   
山門をくぐると左手に見える仏殿は、中央に本尊の薬師如来坐像が安置され、その両脇に日光菩薩像と月光菩薩像、さらにその脇には十二神将像が並んでいる。
薬師如来坐像
中央の薬師如来坐像は「啼薬師」や「児護薬師」と呼ばれ、胎内には「毎晩のように裏山から赤子の泣き声が聞こえるため、その場所を掘ったところ出てきた」と伝わる仏面が納められている。薬師如来坐像は鎌倉十三仏のひとつ。
 
 本堂とカイドウ
・十六ノ井
仏殿脇の小道の奥にある洞窟内に掘られた井戸。地面には整然と並ぶ直径70cm・深さ50cmほどの16個の穴あり、それぞれから水が湧き出ている。洞窟正面の壁には観音菩薩像と弘法大師像が祀られている。
十六ノ井のみ拝観料100円が必要。(境内の赤い傘のところに納める)
・心字池の庭園   
本堂の裏に良く手入れされた庭園がある(非公開)。
・庫裡とカイドウ
1785年に建立されたもので、茅葺二階建ての建物。鎌倉寺院の庫裡建築を代表するもので、歴史的価値が高いといわれている。
庫裡周辺は年間を通して色とりどりの花が咲き誇り、特に庫裡の前にあるカイドウは鎌倉でも有数の木で満開時には鮮やかなピンクの花を咲かせる。他にもハナショウブやキキョウ、ノウゼンカズラなど様々な花が庫裡を彩る
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カイドウ アジサイ 紅葉
散策  見所の花を巡る散策
  ①ノウゼンカズラ(7月)散策
            
   カイドウ(4月)散策
   ハギ(9月)散策
基本情報             アクセス JR横須賀線「鎌倉駅」西口から徒歩20分
住所 〒248-0000 神奈川県鎌倉市扇ガ谷4丁目18?8
TEL
0467-22-3175
定休日 無休
拝観時間 9:30~16:00
拝観料 無料(十六井戸のみ100円)
駐車場 あり(20台 ※無料)
WEB情報 海蔵寺(Wikipedia)
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