守護・地頭の設置(1185)
文治元年(1185)11月、源頼朝は全国に守護、地頭を設置した。郡や郷を支配する地頭を全国くまなく設置し、その上に一国を支配する守護を置いた。守護・地頭は年貢を徴収する権限をもった。守護・地頭の設置は表向きは義経追討のためと言う理由にして、後白河法皇の了解を得た。頼朝はこの守護・地頭を設置することにより全国支配への布石を打つことが出来た。貴族の政治から武士の政治への展開である。守護・地頭には有力御家人が任命された。
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