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               英勝寺(えいしょうじ  
由来
1636年に創建された英勝寺の境内には、創建当時から現存する建物が数多く残っている。主要な建物である山門、仏殿、鐘楼、祠堂、祠堂門(唐門)は、すべて国の重要文化財に指定されていて、見どころは多い。
浄土宗のこの寺は、かって水戸徳川家につながる尼寺で、太田道灌の居館の地であったといわれています。今は鎌倉唯一の尼寺で、尼寺に相応しい佇まいを見せている寺です。家康に寵愛されたお勝の方は、太田道灌の曾孫・康資の娘です。幼名をお梶といい、やがて家康の側室の一人になります。
家康の死後、お勝の方は出家し英勝院と号しました。将軍・家光から寺地として賜り、寛永11年(1634)、菩提寺としたのが始まりです。英勝尼が、この地を先祖である道灌の屋敷跡と考えた為といわれています。
寛永13年(1636)、寺が完成すると英勝寺と名付け、徳川頼房の娘・小良姫を玉峰清因と号し、開山としました。
 見所
 
・総門
徳川頼房の子・松平頼重が英勝院の一周忌のために1643年に建立したと伝わっている。1923年の関東大震災で全壊したが、全ての部材が資産家に買い取られて私有地に再建された。その後、約80年を経た2001年に英勝寺が買い戻し、資金面等多くの人々の協力を得て復興工事が行われ、2011年に落慶供養が行われた。2013年には国の重要文化財に指定されている。
・仏殿 
1636年に英勝院によって建立され、1643年に徳川頼房が英勝院の一周忌のために改築して現在の姿になった。軒下には仏殿では珍しい十二支の装飾彫刻がある。(県重文)
堂内には、徳川家光が寄進した運慶作の本尊・阿弥陀三尊立像が安置されている。装飾が施され、格式の高い尼寺の姿を伝えている。
唐門    
両面両面透かし彫りのボタンの花があしらわれ、江戸時代初期の高度な技術を見ることが出来る。(国重文)
鐘楼
総門と同様に英勝院の一周忌のために1643年に建立された。鎌倉では英勝寺にしかない袴腰造の珍しい様式で、県の重要文化財に指定されている。

 
江戸初期の名建築。
英勝院の位牌を祀る建物で、徳川頼房の子・徳川光圀によって建立されたと伝わっている。内外共に華麗な色彩装飾が施されている。
山門、仏殿、鐘楼と共に、この祠堂と祠堂の門(唐門)も国の重要文化財に指定されている
・竹林
境内の奥にある小さな門をくぐると、遊歩道が整備された竹林が広がっている。
 
・徳川と大田家の御紋 
昔は水戸御殿と呼ばれる程、格式の高い寺で、三つ葉葵と大田家の紋が掲げられている。
・阿弥陀如来像
仏殿には、徳川家光寄進の運慶作の本尊阿弥陀三尊立像が安置されている。
 


           
英勝寺の花を紹介。     英勝寺の主要な花
 
 ウメ  フジ  ヒガンバナ  紅葉
基本情報             アクセス JR横須賀線「鎌倉駅」西口から徒歩12分
住所 〒248-0000 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目16−3
TEL
0467-22-3534
定休日 木曜日 
拝観時間 9:00~16:00
拝観料 300円
駐車場 有り(20台 ※最初の1時間600円、以降30分毎に300円)
WEB情報 英勝寺(Wikipedia)
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